お知らせ
難聴遺伝学的検査について
先天性難聴の半分、後天性難聴でも数割は遺伝性難聴の関与が示唆されています。
当院では今年より完全予約制で難聴の遺伝学的を施行しています。検査は先天性難聴の遺伝子解析と若年発症型両側性感音難聴の遺伝子解析の2つで、両方とも厚労省の保険診療内の検査です。遺伝のエキスパートである臨床遺伝専門医(院長)により詳しく検査前・検査後のカウンセリングを行います。検査の流れとしては、まず院長の診察日に受診、適応がある方の場合は後日平日の日中に1時間ほど予約をとって検査の詳しい説明と同意があれば検査を行います。だいたい2か月ほど検査結果がでるのに時間がかかります。難聴以外の疾患の病的バリアントを調べることはできません。数ミリの血液を採取することになるので採血が難しい方、同意が取れない方は検査ができません。その後の詳しい研究に進むご希望のある方はご両親の採血も必要になることがあります。
2025年時点、都内には15人の耳鼻咽喉科専門医と臨床遺伝専門医を兼ねる医師がいますが、大学病院や専門病院に在籍していることが多く、院長として耳鼻咽喉科クリニックに在籍しているのは当院だけになります。自己負担が数万になる保険診療内検査にはなりますが、相談したい方は受診にいらしてください。
遺伝学的研究でお世話になった東大先端研ゲノムサイエンス教室(油谷研)の25周年マグカップを油谷浩幸先生からいただいたので待合室に飾りました。